鈴木達也メモ

一級建築士事務所 鈴木大建興業(株) 取締役 のブログ「鈴木達也メモ」 建築・不動産業界の体質や問題に立ち向かいます。(何気ない日常も記載しておりますので、お気楽にご覧下さい)

かつしかハープ橋

 

 

1987(昭和62)年9月に開通した「かつしかハープ橋

 

 


北岸の葛飾東四つ木一丁目と

南岸の葛飾西新小岩三丁目を結ぶ、首都高速中央環状線上の橋です。


綾瀬川と中川の合流地点にあり、「上平井水門」が橋の下隣にあります。

 

 

 

優美なS字の曲線を描く美しい橋。


橋の特徴でもあるS字カーブは、中川の上平井水門を避けるためでしたが、

それを実現できる構造として構想されたのが、当時まだ世界に例のなかった曲線の斜張橋でした。

 

 

一般的に曲線の橋は、直線の橋と比べ、
「ねじり」と呼ばれる雑巾を絞る時のような力と、
安全に走行するための大きな路面勾配 という不利点があり、

しかも曲線が反転するS字カーブのため、難しさは倍増します。

 

それを解決するために、
高さの異なる親子2本の塔から、扇上に張った多数のケーブルで、

主桁を斜めに吊り上げる構造を採用しています。

 

 

その美しい姿は、地元地域の方々を始めとして、たくさんの方から親しみをいただき、
橋の名称は首都高初の愛称公募により決定したそうです。

 

48本のワイヤーとその曲線が織り成す姿は美しく、見上げるたびに日本の技術者の誇りを感じます。

 

 

夜にはライトアップされた親子のタワーと、道路照明が水面に映り、

幻想的な風景がみられます。

 

 

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             撮影者:鈴木達也


 

鈴木大建興業から徒歩1分で絶景ポイントです☆
ぜひ、眺めにきてください。